この記事の要点
来週(10月19日〜23日)に発表される主な経済指標をまとめます。時刻は日本時間の目安です。米国と欧州はまだ夏時間のため、冬時間(米国は11月1日から)より1時間早い時刻になります。発表の時刻と予想は変わることがあるので、当日は経済指標カレンダーで確かめてください。
来週の予定
| 日付 | 時刻(目安) | 国・地域 | 指標 | 前回 |
|---|---|---|---|---|
| 19日(月) | 11:00 | 中国 | 7〜9月期GDP(前年比) | 4.3% |
| 19日(月) | 11:00 | 中国 | 9月小売売上高(前年比) | 0.4% |
| 20日(火) | 15:00 | 英国 | 8月失業率(ILO方式) | 4.9% |
| 20日(火) | 18:00 | ドイツ | 10月ZEW景況感調査 | 34.7 |
| 20日(火) | 18:00 | ユーロ圏 | 10月ZEW景況感調査 | 25.8 |
| 20日(火) | 21:30 | 米国 | 9月住宅着工件数(年率) | 127.5万件 |
| 21日(水) | 15:00 | 英国 | 9月消費者物価指数(前年比) | 3.1% |
| 22日(木) | 21:30 | 米国 | 新規失業保険申請件数 | – |
| 23日(金) | 8:30 | 日本 | 9月全国消費者物価指数(生鮮食品除く・前年比) | 1.7% |
| 23日(金) | 16:30〜17:30 | ドイツ・ユーロ圏・英国 | 10月製造業・サービス業PMI | ユーロ圏 製造業52.9/サービス業53.0 |
| 23日(金) | 22:45 | 米国 | 10月製造業・サービス業PMI | 製造業55.9/サービス業58.8 |
| 23日(金) | 23:00 | 米国 | 10月ミシガン大学消費者態度指数 | 46.3 |
前回の数値は、ブリオンボールトの「主要経済指標(2026年10月19日〜23日)」の掲載値(修正後の値を含む)です。
注目の指標
21日(水)英国9月CPI
前回は前年比3.1%と、英国の中央銀行(イングランド銀行)の目標の2%を上回っています。物価の伸びが続くかどうかで、ポンドが大きく動くことがあります。ポンドの動きは、ユーロにも影響することがあります。
23日(金)各国の10月PMI
PMIは、企業の担当者に景気の実感を聞く調査で、50を上回ると景気がよい方向にあると読みます。ドイツ・ユーロ圏・英国・米国の順に、夕方から夜にかけて続けて発表されます。ユーロ圏のPMIが予想と大きく違うと、ユーロドルが動きやすくなります。
23日(金)日本9月全国CPI
日本銀行の利上げの時期を占う材料として注目されます。結果によっては、朝の時間帯にドル円が動くことがあります。
そのほかの指標
- 19日(月)中国GDP:中国の景気の強さを示します。結果によっては、豪ドルなど資源国の通貨と、株価を通じて円が動くことがあります
- 20日(火)ZEW景況感調査:ドイツの金融の専門家に景気の見通しを聞く調査です。ユーロの材料になります
- 20日(火)米国住宅着工件数:前回は127.5万件(修正後)。住宅の動きは米国の景気の材料です
- 22日(木)米国新規失業保険申請件数:毎週の発表で、働く人の状況をすばやく知る材料です
- 23日(金)ミシガン大学消費者態度指数:前回は46.3。消費者の気持ちと、物価の見通しが注目されます
指標の読み方
為替が大きく動くのは、結果が「よい・悪い」かどうかよりも、「予想とどれだけ違ったか」によります。予想どおりなら、すでに値段に織り込まれていて、あまり動かないこともあります。予想と大きく違うと、発表の直後に一気に動きます。指標の予想は、発表の前日までに各社の経済指標カレンダーに載るので、前回の値とあわせて確かめておくと、動きの大きさの見当がつきます。
月末に向けて
10月末には、日本銀行と米国のFRB(FOMC)の会合が予定されています。来週はその前の週にあたるため、大きな方向は出にくく、指標の前後だけ動く展開が考えられます。会合の日程と内容は、近くなったら改めてまとめます。
今週の米CPIの結果(参考)
今週14日に発表された米国の9月CPIは、総合が前年比3.7%(予想3.6%)、コアが前年比2.6%(予想2.5%)と、予想を上回りました。発表の直後、ユーロドルは1.1200ドルから1.1133ドルまで下がりました。今週の動きはユーロドル週間レビューにまとめています。
EAを動かすときの注意
- 指標の前後はスプレッドが広がる:発表の数分前から直後は、ふだんよりスプレッドが広がりやすく、取引回数の多いEAほどコストが増えます
- 値が飛ぶことがある:結果が予想と大きく違うと、価格が一気に動き、注文が思った価格で通らないことがあります
- ナンピン型は含み損に注意:一方向に動くと、ポジションとロットが増えます。資金に対してロットが大きすぎないか見直しておきます
- 止めるかどうかは自分で決める:指標の前後だけEAを止める方法もあります。止めたあと、動かし直すのを忘れないようにします
指標の時間は、当サイトのFXニュースのページにある経済指標カレンダーでも確かめられます。EAを止める・動かすを外出先から行うなら、提供ツールのRAPT(スマホからMT4を遠隔操作)も使えます。
スプレッドが広がりやすい時間の目安
来週、スプレッドが広がりやすいのは、21日(水)15時の英国CPI、23日(金)16時30分〜17時30分の欧州のPMI、23日(金)22時45分〜23時の米国の指標の前後です。また、毎朝6時〜7時ごろは、指標がなくてもスプレッドが広がりやすい時間です。取引回数の多いEAを使っている方は、この時間帯の取引の結果を、ふだんの時間帯と分けて見ておくと、コストの影響が分かりやすくなります。
指標の前後にEAを止めるときの手順
- 指標の時刻を確かめ、止める時間(例:発表の30分前〜発表の30分後)を決める
- MT4の画面上部の「自動売買」ボタンを押して、EAの新しい注文を止める(ボタンの色が赤に変わる)
- 持っているポジションをどうするか(そのまま持つか、決済するか)を決めておく
- 指標のあと、スプレッドが落ち着いたのを確かめてから「自動売買」を押して動かし直す
「自動売買」を止めても、すでに持っているポジションは残ります。ナンピン型のEAは、止めているあいだに新しいポジションを持たないため、相場が戻ったときの決済のしかたが変わることがあります。EAによって止め方の注意が違うので、使っているEAの説明書も確かめてください。
冬時間になると指標の時刻も変わる
米国は11月1日に冬時間に切り替わります。冬時間になると、米国の指標の発表は日本時間で1時間遅くなります。たとえば、来週は21時30分の米国の指標は、冬時間では22時30分になります。欧州は10月25日に冬時間に切り替わるため、10月26日からの週は、欧州と米国で切り替えの時期がずれる点にも気をつけてください。
ご注意
この記事は経済指標の予定をまとめたもので、売買をすすめるものではありません。時刻・予想・前回の値は、発表元や情報源によって変わることがあります。
出典
- ブリオンボールト「主要経済指標(2026年10月19日〜23日)」(2026年10月13日)
- ザイFX!「米9月消費者物価指数(CPI)は加速、ドル買い強まる」(2026年10月14日)
数値と条件は、それぞれの確認日の時点のものです。変わることがあるため、最新の情報は各出典で確認してください。


